およそ100人に1人は、生まれたときに心臓に何らかの問題を持っています。生まれたときから心臓に異常がある病気を"先天性心疾患"と呼んでいます。通常、心臓の壁に穴が空いていたり、心臓の弁の開きが悪い、逆に心臓の弁がうまく閉まらない、心臓の部屋や血管の構造や配列が正常の心臓とは異なっているなど、そのうち1つが存在したり、複数のものが組み合わさっています。原因は多くの因子が複雑に影響して起こるとされており、特定できないことがほとんどです。遺伝的な要因もありますが、90%以上がこれらの環境因子によるといわれています。多くの場合、原因は不明です。
重症の場合、新生児期や乳児期に手術が必要なこともありますし、待機可能な場合、成長を待って手術することもあります。もちろん、手術が必要なく、定期観察のみのこともあります。
当クリニックでは、先天性心疾患をお持ちのお子さんの定期検診が可能です。